にんにく卵黄パワー

にんにく卵黄の基礎知識

にんにく卵黄はにんにくに多く含まれるアリシンという物質が大きな働きをしています。 本来にんにくというのは無味無臭ですが、潰したり、切ったりすることによって空気に触れて、にんにく内のアリイン(無臭成分)がアリシンに変化し、特有の臭いと強烈な刺激を発生させます。この臭いの素のアリシンがにんにくの効能の由来になっています。

にんにく卵黄、合体パワーの秘密。


にんにく卵黄は、文字どおり卵黄とにんにくが合体したもので、錠剤やカプセル剤などのサプリメント製品として販売されているものが多いです。卵黄とにんにくとを練り合わせて煮詰められていたり、卵黄油ににんにくのエキスを加えるなどの製法で、作られています。にんにく卵黄の一番の長所は、卵黄に含まれる栄養素と、にんにくのそれぞれのメリットを、一度に摂取できる手軽さにあるのは、もちろんの事です。

バランスよく必須アミノ酸を含んだ良質のたんぱく質を持つ卵、そのなかでも卵黄部分には豊富な、カルシウム、鉄、ビタミンA・Dなどのミネラルが含まれています。さらに卵黄に含まれている「レシチン」は、人間の細胞の細胞膜の主成分で、特に脳や肝臓の細胞膜に大量に含まれています。そのため「レシチン」の摂取は、細胞を若々しく保つために、貢献すると言われています。(なお、卵によるコレステロール摂取については、卵黄のコレステロールが卵白に比べて多いものの、卵黄中の「レシチン」にコレステロールを低下させる働きがあることがわかっていて、一日1、2個程度の卵の摂取は問題ない、とされています。)

また卵黄とにんにくの合体により、卵黄に含まれる「中性脂肪」がにんにくの「アリシン」と結合して、ビタミンEと同等の効能を有する「脂質アリシン」に変化します。この「脂質アリシン」が、同じく卵黄に含まれる「レシチン」の働きをいっそう活性化させて、悪玉コレステロールの分解を促すと言われています。

たまごの効能 にんにくの効用
アリシン レシチン

特徴

原材料が単純明快

にんにく卵黄は、その名が示す通りで、にんにくと卵黄のみで作られているのは先ほども紹介しましたが、にんにくが持っている多くの効能が、特有の臭いと刺激の素であるアリシンに由来している為に、アリシンと卵黄のタンパク質を結合させる事によって効能を損なうことなく、臭味のみを封じ込めて、毎日の健康管理に活用できるようにしたのが、にんにく卵黄です。

飲用後の臭いが無い

にんにくと卵黄を混合して、長時間釜炒りする事によってタンパク結合を行い、特有の臭味を封じ込めていますが、あくまでも効能の素を大切に考えている為、にんにく卵黄の種類によっては全くの無臭ではありません。にんにくを炒めた際の香ばしい風味は若干残されていますが、通常炒めたにんにくの様に、食後に臭味を生じる事はありません。

濃縮されているから、少量でも効果的

にんにく卵黄は、原料と比べても約10倍近くにも濃縮されている為に、一日に粉末で1g、カプセルで1〜3粒と、少量でも十分な効果を得ることが出来ます。

香ばしく、美味しい

にんにく特有の臭味を封じ込めている為に、にんにく本来の香ばしい風味もにんにく卵黄が特徴の一つです。また、アリシンの強烈な刺激も封じ込めている為に、にんにくに多く含まれているオリゴ糖による甘味や、豊かな卵黄のコクは、「良薬、口に苦し」とされる中では、異例の身体に良く、美味しい食品となっています。

効目が早い

アリシンは、非常に多くの効能を持っていて、それらの働きの内容によっては若干の差異はありますが、比較的即効性がある成分です。アリシン自体が高い浸透性を持って、速やかに細胞内に浸透する事が、効果を発生させるまでの早さに繋がっているのではと考えられます。

副作用を生じない

にんにく卵黄は、生にんにく特有の強烈な刺激を封じ込めている為に、過剰に摂取しても胃壁を荒らしてしまう事や、赤血球を破壊するという、にんにくの過剰摂取による弊害を生じません。また、他の健康食品、医療製剤等との飲み合わせによって、何らかの効果を阻害したり、逆に不必要に促進したりという副作用も生じさせる心配がありません。

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最終更新日:2019/3/12

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